まぶたを引き上げる筋肉が衰えてまぶたが下がってくる病気を眼瞼下垂(がんけんかすい)と呼びます。
また、上まぶたの皮膚がたるんで、上方の視野が見えにくくなる状態を上眼瞼皮膚弛緩症と呼びます。これらの余剰な皮膚を適切な量だけ切除して、視野、外見の改善を目指します。
遠方から来院される方も多いです。
ご希望の方はお電話でご予約の上、院長の診察日にご来院ください。
0798-31-5418
年配の方のお顔をよく拝見すると、おでこにしわが寄って、まゆ毛の位置が高くなっている方がおられないでしょうか。
上まぶたには上眼瞼挙筋というまぶたを上げる筋肉があり、それが弱るとまぶたが下がってきます。それを補うために、おでこの前頭筋という筋肉でまぶたを上げようとするので、おでこにしわが寄り、眉毛の位置が上がります。さらに上の視野が狭くなってくると、顎を上げて、物を見るようになります。そうすると、常に緊張した状態となり、肩こりなどの原因ともなるようです。
このように、まぶたを引き上げる筋肉が衰えてまぶたが下がってくる病気を眼瞼下垂と呼びます。加齢性、ハードコンタクトレンズの長期装用などがあり当院では患者様の状態にあった手術方法(眼瞼下垂手術のページ参照)を行います。
上まぶたの皮膚がたるんで、上方の視野が見えにくくなる状態を上眼瞼皮膚弛緩症と呼びます。余剰な皮膚を適切な量だけ切除して、視野、外見の改善を目指します。
下記のいくつかが当てはまる方は、眼瞼下垂かもしれません。お近くの眼科で一度診てもらうのをお勧めします。
瞳がまぶたで隠れる | こうなると視野の上のほうが見えにくくなります。そのため、アゴが少し上がった感じになる方もおられます。また、まぶたが重いと症状を訴えられることもあります。 |
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おでこにしわができる | おでこの筋肉(前頭筋)を使って、目をがんばって開けるようになります。そうするとおでこにしわができます。 |
眉毛の位置が高くなる | 若い頃より、眉毛の位置が高くなります(目と眉毛の位置が離れる)。これもおでこの筋肉を使うためです。 |
二重の幅が広がる | 少し眠そうな外見になり、上まぶたが少しくぼんだ感じになる方もおられます。 |
肩こりなど疲れやすい | 開けにくい目を無理に開けようとする状態が続くと、おでこの筋肉が緊張状態になり、肩こり、緊張型頭痛、眼精疲労になる方もおられるようです。 |
手術前の写真の右目に注目してください。
上まぶたのふちのカーブが下がって、黒目の瞳にかぶさっています。そのため、奥二重の目が三重になり、目の上がくぼんで、眉毛の位置が高くなり、おでこのしわが強くなっています。
手術後の写真に目を移すと、まぶたは違和感なく上がり、眉毛の位置も下がって、おでこのしわもなくなっています。
まぶたの皮膚のたるみによる
加齢性、ハードコンタクト長期装用、筋無力症、麻痺性(動眼神経麻痺、顔面神経麻痺など)など
加齢性、ハードコンタクト長期装用が一般的に多く、腱膜性眼瞼下垂と呼ばれ、眼瞼下垂の多くを占めます。
生まれつき症状がある方で、まぶたを上げる筋肉の力が弱いためです。
たるんだ皮膚を切除します。切除方法には「重瞼線切開法」「眉下切開法」の2つがあります。
二重まぶたのラインに沿ってたるんでいる部分を切除する方法です。
眉毛の下でたるんでいる部分を切除する方法です。特に二重まぶたの形成を希望されない方については、ほとんどがこの術式で行っています。
2つの方法にはメリット、デメリットがあり、どちらの方法が適しているかは相談の上、決定します。
まぶたを上げる筋肉が、元来ある位置から外れてしまって、まぶたを上げる力が伝わらなくなった状態です。これに対して様々なアプローチで筋肉を元の位置に修正し、まぶたを上げる力が伝わるようにするのが手術の目的となります。
軽度~中等度の眼瞼下垂が適応となります。ミュラー筋のみを治療のターゲットとして行う方法です。主に小切開で行うために比較的手術後の腫れが少ないです。
軽度~中等度の眼瞼下垂が適応となります。まぶたを上げる筋肉のうち、挙筋腱膜のみを元の位置に戻してあげます。
※高齢者の方で、まぶたの皮膚のたるみが多い方は、全切開にて余分な皮膚の切除も併用して行います。
逆に、
40代~50代の皮膚のたるみが少ない方は、小切開にて行うため、比較的術後の腫れも少なく手術ができます。
まぶたの裏側に糸を通し、皮膚を切開することなくまぶたを挙げることができます。 手術後の腫れや出血、痛みがほとんど無く、手術時間も大幅に短縮できます。眼帯の必要もありませんので、手術終了後すぐに車の運転も可能です。適応は軽度下垂の方、皮膚弛緩がない方となりますので、診察して適応外の場合もあります。
まぶたの手術に用いるエルマン社の高周波メス(電気メス)です。
出血量を最小限に抑えますので、血をサラサラにする薬を飲まれている方でも、
中止せずに手術が受けられます。
当院で行う眼瞼下垂の手術は保険診療にて行います。
1割の患者様 片目→7千円程度 両目→1万4千円程度
3割の患者様 片目→2万1千円程度 両目→4万2千円程度
1割の患者様 片目→8千円程度 両目→1万6千円程度
3割の患者様 片目→2万4千円程度 両目→4万8千円程度
となります。
※お支払いが10,000円以上の場合 クレジットカードをご利用いただけます。(一括のみ)
(2019年8月現在)